AGA(男性型脱毛症)の最も怖いところは、進行すると毛根が死んで髪が永久に生えなくなってしまうことです。

こうなると育毛剤だろうがHARG療法だろうが、効果は期待できないからです。

こうした人にとって現時点で唯一の救いは、後頭部から自分の毛包を移植してくる自毛植毛ですが、理研がもっと効果的な治療法を開発したのです。

なんと、毛包を大量に培養することが可能になるのです。

これって「お金さえかければ薄毛は完全に治るようになる」ってことなんです。

この理研の最新技術ってどのようなものなのか、説明しますね。

自毛植毛にも「落とし穴」はある!

自毛植毛は上にも書きましたが、現時点ではAGA治療における最後の手段です。

ただ、移植できる毛包の数に限りがあるという問題があります。

毛根が死んだ人にとっては唯一の治療法

AGAの進行によって毛根が死ぬと、その部位には永久に毛が生えてきませんし、どのような治療も効果は期待できません。

種を植えていない畑にいくら水と肥料を潤沢に与えても、何も生えてこないのと同じことです。

こうした事態を招かないようにするために、AGAは早期治療が重要だとされているのです。

とはいえ、実際に毛根が死んでしまった人は、植毛に賭けるしかありません。

植毛には人工毛植毛を自毛植毛がありますが、日本皮膚科学会が推奨しているのは自毛植毛の方です。

これは、後頭部から毛包を採取し、毛根が死んだ部位に移植するものです。

後頭部の髪の毛はAGAの原因であるDHT(ジヒドロテストステロン)の影響を受けないので、植毛した髪の毛が再び抜けるようなことはほぼありません。

自毛植毛では毛包の数に限りがある

ただ、自毛植毛にも問題点はあります。それは、移植できる毛包には限界があることです。

注意!自毛植毛では移植する毛包を後頭部から採取しますが、採取した後は当然のことながらその部位に髪は生えてきません。

毛包を採取した後、そこに新しい毛包ができるわけではないからです。

つまり、頭部の広い範囲で毛根が死んでいる場合、自毛植毛では追いつかないのです。

無限に頭髪を増やす方法としては人工毛植毛がありますが、頭皮にとっては異物なので定着率が低く、抜けた部位に再び人工毛を植えるメンテナンスが必要になるのです。

理研の毛包大量培養技術とはどんなものなの?

理研の新技術は、簡単に説明すると移植する毛包を大量に増やす技術です。

実用化されれば、広い部位で毛根が死んでいても、そこを埋められるだけの毛包を異色できるのです。

「器官原基法」で毛根を増やす

理研による毛包の培養は「器官原基法」によって行われています。

これは、上皮性幹細胞と間葉性幹細胞という2種類の細胞を使って、器官を増やしていくものです。

この上皮性幹細胞と間葉性幹細胞を採取して培養し、毛包を作るのです。

毛包をマウスの皮膚に移植するとちゃんと髪の毛が生えてくるため、人間でも実用化できる可能性が高いとしています。

理研は2018年7月にも動物に移植して安全性を確認するための実験を始める予定で、最短で2020年に実用化するという方針を示しています。

わかりやすく書くと、理研の技術によって移植する毛包を大量に増やすことができるのです。

自毛植毛のように、本数制限によって広範囲に移植できないという事態からはオサラバできる可能性が見えてきたというわけです。

これは「お金さえ払えば、薄毛は完治できる」ということにほかなりません。

参考元:理化学研究所

ネット上では称賛の声!

早ければ2020年にはAGAを完治させる治療法が実用化されるかもしれないという嬉しいニュースで、ネットはちょっとした盛り上がりを見せています。

私もそうですが、AGAに悩んでいる人って1,800万人とかなり多いんです。

まあこの新技術が本当にノーベル賞レベルなのかどうかは判断が難しいところですが、気持ちは痛いほど分かります。

ダメならイグノーベル賞でもどうでしょうか……って失礼ですね。

iPS細胞による髪の毛の再生は資生堂などが研究を進めていますが、理研の研究の方が早く実用化されそうな雲行きなので、期待するのも分かりますよね。

女性のAGAにはプロペシアが使えないなどさまざまな問題があるだけに、女性からも期待する声は多いようですね。

こうした期待に理研が応えてくれる可能性は高そうですが、医療技術にはトラブルは許されません。

なので、多少時間はかかってもいいので、安全性をちゃんと確認してほしいところです。

まとめ-早く実用化しろ!いや、してください

STAP細胞の問題では味噌をつけた理研ですが、今回の発表はさまざまな意味で注目されています。

私も「実用化されたときにどのぐらいのお金がかかるんだろう?」と、ちょっと意地悪なことを考えていたりします。

いずれにしても、早ければ2020年に実用化されるのです。

癌化しないかどうか安全性には気を配ってほしいところですが、それまでにお金をためとかなきゃ、ですね。

理研、早く実用化しろ……いや、してください。