キャピキシルといえば、「ミノキシジルの3倍の効果!」と、どこぞの赤いモビルスーツを連想させるフレーズで知名度上昇中の育毛成分ですね。
でも、本当にミノキシジルの3倍の効果を持っているのかどうか、その根拠についても知りたいところです|・`ω・)
キャピキシルとはどのような成分で、本当にミノキシジルの3倍の効果があるのか。また、キャピキシル配合の育毛剤のうち、どの商品がおすすめなのでしょうか。
キャピキシルとはどのような成分なのか
キャピキシルはカナダの化粧品会社が開発した育毛成分で、次の2つの成分からなっています。
- アカツメクサの花から抽出されるビオカニンA
- 4つのアミノ酸が組み合わさったアセチルテトラペプチド3
それぞれの効果を見ていきましょう!
ビオカニンAの効果は?
ビオカニンAは、男性ホルモンからDHT(ジヒドロテストステロン)を生成するために必要な5α-リダクターゼという酵素の働きを抑えるものです。
DHTは頭部の脱毛を促す働きがあり、AGA(男性型脱毛症)の原因物質となっています。
5α-リダクターゼの働きを抑える薬剤としては、医療機関で処方されているプロペシアがあります。
プロペシアは、「3年間の使用でAGAが悪化した人がわずか2%」という臨床データからも分かるように効果は高いのですが・・・
ED(勃起不全)や精子減少といった副作用がある点が問題になっています。有名な話ですよね、((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
ビオカニンAはこのプロペシアに似た働きを持っています。ただ、ビオカニンAはプロペシアと違って天然由来成分なので、副作用が確認されていません。
プロペシアのように、副作用におびえながら使用しなくてもよい!というメリットがあるのです(・∀・)イイネ!!
アセチルテトラペプチド3の効果は?
アセチルテトラペプチド3の効果は、細胞を修復してくれるというもの。この働きによって毛母細胞の活力を取り戻し、頭髪の成長力をアップさせてくれるのです。
DHTは頭部においてTGF(トランスフォーミング増殖因子)という成長因子の一種であるTGF-βの生成を促します。
TGF-βの働きは、毛母細胞の分裂を抑制するというものです。TGF-βの働きによって毛母細胞は徐々に活力を失っていき、最終的には死滅してしまうのです。
アセチルテトラペプチド3の細胞修復能力は、TGF-βによって弱ってしまった毛母細胞に活力を与えてくれます。
毛母細胞に活力が戻れば頭髪の成長力がアップ!フサフサの頭髪に近づくことが期待できるというわけです(^^)
ただ、細胞修復能力はといっても、完全に死滅した毛母細胞を元通りにするほどの力はありません!(というか、最先端医療でも無理w)
その点は注意しておきましょう!
臨床データはあるの?
キャピキシルがDHTの生成抑制と頭髪の成長力アップという、プロペシアとミノキシジルを合わせたような効果を持っていることは理解できたでしょう。
では「ミノキシジルの3倍の効果」というのは、どのような根拠があるのでしょうか。
その点については、アセチルテトラペプチド3とビオカニンAの実験データがありますので紹介しましょう。
アセチルテトラペプチド3の実験データ
頭髪が生きている状態で頭皮の組織を抽出し、そこにミノキシジルとアセチルテトラペプチド3を加えるという実験を行ったところ、興味深い結果が出ています。
何も加えていない状態の頭皮組織と比較すると、ミノキシジルを加えた場合は頭髪の成長力が52%アップしました。
そして、アセチルテトラペプチド3を加えた検体は、頭髪の成長力が156%アップしたことが確認できたのです。
「キャピキシルの効果は、ミノキシジルの3倍」というのは、この実験データに基づいたもの。
マジでした!単なる煽り文句というわけではないのです。
ビオカニンAの実験データ
頭髪は盛んに伸びる成長期、伸びが鈍化する退行期、伸びが止まり抜けるのを待つだけの休止期をクリ化しており、これをヘアサイクルといいます。
AGAを発症している人は、TGF-βの働きによって頭髪の成長期が大幅に短縮され、薄毛の原因となっているのです。
薄毛解消のためには成長期の頭髪を増やせばいいということになりますが、そのためにはDHTの生成を抑制し、TGF-βの生成量を減らす必要があります。
実験では、AGA患者にビオカニンAと偽薬を塗布し、結果を比較するというもの。
- 偽薬の場合、成長期の頭髪が平均94.1本から92.1本に減少し、休止期の頭髪は48.1本から59.2本に増加。
- ビオカニンAの場合、成長期の頭髪は89.8本から102本に増え、休止期の頭髪は46.6本から33.1本に減少。
DHT生成抑制効果が確認された!と言っていいでしょうキタ━(゚∀゚)━!
上述のようにプロペシアには副作用がありますが、ミノキシジルにも頭皮のかぶれや湿疹、動悸などの副作用があります。
そうした副作用のリスクを考えると、キャピキシルの実験データは「試してみよう」と思わせるレベルのものだと言えそうですね。
キャピキシル配合の育毛剤にはどんな商品があるの
キャピキシル配合の育毛剤としては、Deeper3D、スカルプ5.0c、ボストンスカルプエッセンス、フィンジアの4つがあります。
いずれもキャピキシルの配合量は5%で、それぞれの特徴をまとめると、以下の表のようになります。
定期購入コースの割引料金については、Deeper3Dとスカルプ5.0cの計算方法が煩雑なので、各商品の項目で説明させていただきます。
ピディオキシジル | 条件 | 返金保証 | |
---|---|---|---|
Deeper3D | 未配合 | 3回購入 | 14日間 |
スカルプ5.0c | 未配合 | 2回購入 | 60日間 |
ボストンスカルプエッセンス | 5% | 3回購入 | 180日間 |
フィンジア | 2% | なし | 30日間 |
Deeper3D
定期コースについては、購入回数が増えるほど割引率が高くなる方式を取っています。
税込み価格は初回が14,100円、2回目が1万3,360円、3回目が1万2,620円、4~5回目が1万1,880円、6~8回目が1万1,130円、9回目以降が10,390円です。
育毛剤が一定期間の使用を前提としていることを考えると良心的とは言えますが、他の商品に比べると初期コストが高くなるのは否めません。
3回以上の購入が条件となっているうえ、全額返金保証の対象期間が14日間と短いのも考えさせられてしまいます。
以前はピディオキシジルが配合されていましたが、現在はより効果の高い「リデンシル」という成分に変更となっています。配合成分は魅力ですが、コスト面がネックとなりそうです(-_-)
スカルプ5.0c
スカルプ5.0cの定期コースも、Deeper3Dに似た料金体系になっています。税込み価格は1~3回目が10,000円、4~7回目が9,500円、8~11回目が9,000円、12回目以降は8,500円です。
4製品の中では、コスト面では最も優れていると言っていいでしょう。
2回以上の購入が条件となっているのは引っかかりますが、全額返金保証制度の対象期間が60日と長めに設定されているのは評価できます。
スカルプ5.0cの問題点は、配合成分。
Deeper3Dに配合されているリデンシルはもちろん、ピディオキシジルも配合されていないことです(´д`)
キャピキシル自体が高い効果の期待できる成分とはいえ、他社商品と比較すると見劣りしてしまいます。
ボストンスカルプエッセンス
定期コースの税込み価格は初回が8,424円、2回目以降が13,824円。
4商品の中では最も割高!
しかも、3回以上の購入が条件となっていますので、実質的なコストもかなり高くなります(ヾノ・∀・`)ムリムリ
全額返金保証制度の対象期間は、180日間とこの中では最も長く設定されています。ただ、返金対象となるのが最初の1本だけというのは、他の商品と同じです。
ピディオキシジルが配合されているのは評価できますが、配合量は後述するフィンジアより少ない1.5%。
キャピキシルの配合量がフィンジアと同じ5%だということを考えると、あまりコストパフォーマンスが良いとは言えないでしょう(´д`)
フィンジア
定期コースの税込み価格は9,980円で、コスト面ではスカルプ5.0cに次いでリーズナブルになっています。
Deeper3Dの初期価格や、ボストンスカルプエッセンスの2回目以降の価格と比較すると、同じキャピキシル配合育毛剤なのかと思えてしまうほどです。
購入回数の縛りがないのも、フィンジアの定期コースの特徴です。極端なことを書くと、1回だけで解約してしまうこともできるのです。
ただ、全額返金保証制度については、対象期間が30日間と短めになっていますので、注意しておいてください。
配合成分については、ピディオキシジルが含まれているのが魅力です。
ボストンスカルプエッセンスと比較すると量自体は少ないですが、
コストパフォーマンスを考えれば上出来なのではないでしょうか(・∀・)イイ!!
キャピキシル配合育毛剤のおすすめは?
Deeper3Dはリデンシル配合という魅力がありますが、コスト面の負担が大きいのが難点。全額返金保証制度の期間が短いのもネック。
スカルプ5.0cはコストが安い点は魅力ですが、リデンシルもピディオキシジルも配合されていない点で見劣りしてしまいます。
ボストンスカルプエッセンスはピディオキシジルの配合量が少ないうえ、価格と定期購入の縛りも気になります。
こうした点を総合すると、コスト面とピディオキシジル配合というメリットのある
フィンジアがおすすめ!ということになりそうです。
定期購入コースの初回解約がOKというのも、万が一体質に合わなかったときのことを考えれば、魅力的ではないでしょうか。